特色ある教育活動

EEC (Enjoy English Communication)

マレーシアに住む方の多くが、英語を日常的に話します。英語習得に恵まれた環境であることを生かして本校では、開校当初から英会話教育に力を注いできました。週2回(小3・4週3回)現地のネイティブスピーカーの先生方による英会話の授業を行っています。習得レベルに合わせた少人数クラスを編成し、授業は全て英語で進めています。「英語に親しむ」「英語会話を楽しむ」ことを大切に「ストーリーテリング」や「クリスマスショータイム」等を実施しています。熱心に英語学習に取り組む児童生徒が多く、英語教育充実の推進につながり、成果が英検などの実績につながっています。

ICT機器を活用した教育(Education with ICT)

「一人一台タブレット(学校でiPadを貸与)」を令和6年度から完全実施し「日常的に使うタブレット」を授業・行事等で推進し、ICT教育に力を入れています。ICTとは、Information and Communication Technologyの略で、「通信技術を活用したコミュニケーション」を指します。本校ではiPadとGoogleサービスを授業や行事等で活用し一人一人の活用能力の向上や個に応じた学びの実現に取り組んでいます。具体的にはDocumentやSlideを使ってレポート・発表を製作したり、Classroomを使って情報を共有したりしています。国際社会に貢献し、激動の時代をたくましく生きぬくためのノウハウと、ICT機器と付き合っていくための情報モラルを本校では育んでいます。

国際交流 (International Cultural Exchange)

「在外教育施設ならではの教育」として国際交流にとても力を入れています。毎年4回程度、全校の児童生徒で現地校を訪問します。学年・学部単位でも実施しています。訪問先の現地校は、マレー系・インド系・中国系・芸術系など、バラエティーに富んでいます。そして、特に力を入れているのは「日本の文化の日」です。訪問先の学校を一挙に本校に招いて、日本文化(茶道・習字・俳句短歌・けん玉・福笑い・お手玉等)をブース型アトラクションで紹介し、英語を活用してグローバル感覚を養う、生きた国際交流を行っています。

修学旅行・宿泊体験学習 (School trips ・Overnight experiences)

修学旅行(小中別)と宿泊体験学習(小中合同)を隔年で実施しています。「寝食を共にすることで磨かれる社会性やマナー」を大切にしつつ、マレーシア国内外の異国文化にふれる大変貴重な体験です。学校内で培った様々な力を試し、主体的に取り組むことを大切に企画しています。児童生徒の学校生活の思い出ランキングでも上位に位置する魅力的な教育活動です。

様々な校外活動 (Various extracurricular activities)

学年単位(複数学年合同も)で地域の様々な施設を訪問し、視野を広げる学習として、校外活動を年間に数回実施しています。訪問先は、文化村・動物園・寺院・消防署・スーパーマーケット・農園など、実に多様ですが、子供たちは目を輝かせて新しい知識を吸収しています。

三重大学とのインターシップ (Internship with Mie University)

2024年度より、三重大学とインターンシップ協定を正式に結び、教師を志す学生が2週間のインターンシップを本校で体験しています。「未来の先生」の熱意あふれる取組に子供たちはもちろんのこと、教師も大きな刺激を受けています。

墓地清掃 (Cleaning Japanese Cemetary)

年に1回、ジョホールにある日本人墓地の清掃を全校生徒で行っています。墓地を清掃する前には、マレーシアで活躍された故人や、日本人墓地について学び、過去に思いを馳せています。日本とマレーシアの架け橋として活躍された先代の方々のお墓を、わたしたちは大切にしています。

卒業生・在校生の声 (Messages from our students)

中学部3年ということで、運動会では団長や全校ダンスの振付など、全校児童生徒の前に立つことが多くありました。緊張したり、うまくまとめられなかったりしました。それでも、中学部のみんなの力を借りながら、本番を大成功させることができました。JSJは、小・中合同の行事がほとんどで、楽しく和やかな雰囲気に溢れています。リーダーという立場にも気軽にチャレンジできるのが、JSJの魅力だと思います。だからこそ、JSJで、是非、自分なりのチャレンジをしてみてください。(2024年度卒業生 Aさん)


私はJSJに入って、様々な成長がありました。元々日本の学校に通ったことがなかった私は、JSJへ入学した最初は、正直とても不安でした。しかし、学年関係なく全員が仲良く学校生活をおくる、その温かい雰囲気に、不安が楽しみに変わっていったのを覚えています。そして、何より、少人数だからこそできることがたくさんあり、リーダー的役割の体験もその一つです。いろいろなことに挑戦できます。内気だった性格を克服し、今では人前で堂々と話せるようになりました。JSJで、素敵な仲間や先生、新たな自分と出会うことができて、本当に良かったです。(2024年度卒業生 Mさん)


私たちのタイへの修学旅行はこれまで経験した中でも混沌としながらも一番楽しい体験の一つでした。そして、こういうイベントが私たちの個性に合う雰囲気だと思いました。また、この旅行での思い出は、初めて自分のカメラで記録することができました。自由な楽しさを実感しました。その中でも、最も印象に残っている場面は、みんなとカードゲームをしたり、食事をしたりしたことです。かけがえのない思い出となりました。よい仲間との出会い…それこそJSJの魅力だと私は思います。(2024年度卒業生 Eさん)


みなさん、こんにちは。今回は、私が同級生のみんなと歩んできた日々について書きます。私の一番の思い出は何かと聞かれたら、「日常」と答えます。休み時間、仲間と笑いあった日々。行事に向かって試行錯誤を重ねた日々。そして、旅立ちの日が近づく中、それぞれの夢へと歩んできた日々。どれも、かけがえのない思い出です。その日々を経て、私は、私たちは、旅立ちます。みなさん、私たちがいなくなっても、変わらずJSJを鮮やかに彩っていってください。(2024年度卒業生 Rさん)